ITXケースに目がないオノフです。ちっさいのに高機能なところにロマンを感じます。ITXケースといえば、DanCaseのA4-SFXを皮切りに、noubolo steck、Ghost S1、inwin A1、Masterbox NR200のような模倣ケースが続いておりました。ITXケースのスタンダードとなりつつあった印象です。ENTHOO EVOLV SHIFT のような煙突型ケースもありましたが、主流はA4-SFXのようなケースだった気がします。昨今は一風変わったケースが増えてきて結構面白くなってきたので注目しています。
ssupd「Meshlicios」
14.67lとdarkFlash DHL21よりも容量が小さいにもかかわらず、より汎用的な構成にを実現できるITXケースです。何が起きているのか、不思議なレベルです。ざっくりとはdarkFlashのDHL21と同様で、特徴は、主流itxケースを90度回転させたような形です。煙突型のケースに近い形です。
このような形の大きなメリットは、机の設置面が少ないため、スッキリした印象を与えるという点です。高さ方向に長い辺があるため、机のスペースを取らず大容量を実現しています。また、今までの煙突型とは一味違った高機能のポイントも満載です。
atx電源搭載可能
meshliciosと違う点なのですが、こちらはatx電源搭載可能です。sfx電源は価格が高いので、atx電源を使用できるのは大きなプラス点です。
3.5インチHDDが2本搭載可能
HDDブランケットに3.5インチHDDを2本搭載可能です。2.5インチHDDであればなんと4本搭載可能。グラボのサイズ次第では7つ搭載可能です。すご。
280mmのラジエーター対応
ラジエーターは280mmまで搭載可能です。逆に、空冷の場合は155mmまでとなっているので、このケースで組む場合は簡易水冷推奨かもしれません。
GPUは水平、平行、とレイアウト変更可能
グラボについては、Meshliciosのような水平設置と、平行設置とどちらも対応してます。平行に設置する場合を考慮した特殊な形状のライザーケーブルも付いているので安心。ただ、デフォだとpcie3.0のものが付属しているのでpcie4.0を利用したい場合は、別途オプション購入の必要ありです。
平行設置の場合、GPU長は211mmまで、水平設置の場合は、366mmまでです。
静音性は期待できない
ケースがオールメッシュで作られているので、静音性はあまり期待できないと思われます。ITXケースは熱が篭りやすいので、冷却性能を考えるとメッシュが最適なように思います。
詳細
Specifications
| Expansion slots | Full Length GPU : Up to 4 slot; Small Form Factor GPU : 3 slot |
| Front fan | 2x 120 mm or 2x 140 mm |
| Tempered glass version side panel | One tempered glass panel (3mm thick) and one mesh panel (1mm thick) |
| 3.5” drive support | Up to 2 x 3.5” HDD (with Small Form Factor GPU) |
| Front ports | 1x USB 3.0; 1x Type-C 3.1 Gen 2; Power LED |
| Tool-less push-to-lock | Both side, Top side, and Front side Panels |
| Full mesh version side panel | Two mesh panels (1mm thick) |
| 2.5” drive support | 2 x 2.5” SSD (with full length GPU & ATX PSU) / 3 x 2.5” SSD (with full length GPU & SFX PSU) / 7 x 2.5” SSD (with SFF GPU & SFX PSU) |
Compatibility
| Motherboard compatibility | Mini ITX / Mini-DTX (need additional 20cm PCIe riser cable) |
| Front radiator | 120 / 140 / 240 / 280 mm (Up to 320mm length, 143 mm width, 63 mm thickness with fans, dependent on GPU position / type) |
| GPU max length | Full length GPU: 4 slots mode up to 336mm length / 3 slots mode up to 332mm length and 155 mm tall; small form factor GPU: Up to 211 mm length (without radiator) |
| Power supply type | ATX, SFX-L, SFX |
| PSU max length | 170mm ATX PSU (with front fan only) / up to 160mm ATX PSU (with upward tubing AIO) / 140mm ATX PSU (with downward tubing AIO) |
| CPU cooler max height | 3 slots GPU mode: Up to 73mm Height / 4 slots GPU mode: 53mm Height |
Dimensions
| Case dimensions (L x W x H) | 245 mm x 166.4 mm x 360 mm |
| Net weigh | Tempered glass version – 3.7 kg. Full mesh version – 3.6 kg. |
| Package dimensions (L x W x H) | 415 mm x 220 mm x 310 mm |
| Volume | 14.67 liters |
まとめ
インテリアという観点だと、dhl21の方がライティング、ケースカラーと利があるかと思いますが、機能性、拡張性だと間違いなくMeshliciosの方が上です。3.5インチHDD2本搭載可能、atx電源搭載可能という点は、他のケースからのパーツ移植も行いやすく、かなりポジティブな要素ではないでしょうか。
