DZ60で日本語キーボードを作りたい

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az-macroで、ある程度半田付けの不安を払拭できたので、自作キーボードに挑戦しようと決心しつつありますが、思ったよりも日本語配列キーボードの自作はいろいろと障壁が多いので、いったん書き出して整理することにしました。ちなみに初めてなこともあり、スタンダートなものを作るべくPCDはDZ60にする前提で考えています。

キーボードの自作パーツは日本では作られていないようで、ほとんどが海外仕様になってるので、キー配置、キーキャップ周り、に気を付ける必要がありそうです。

配列の違い

英字配列と日本語配列の違いで、一番わかりやすいのがキーの配置です。英字配列にはカナがないだけでなく、記号の場所が異なっています。私が日本語キーボードを作りたいのもこれが理由で、ノートパソコンが日本語配列なので英字配列だと結構不便です。

具体的には下のような違いがあります。

英字配列日本語配列1日本語配列2日本語配列3
~ `半角/全角
@ 2“ 2
^ 6& 6
& 7‘ 7
* 8( 8
( 9) 9
) 00
- _= –
+ =~ ^
←バックスペース| \←バックスペース
{ [` @
} ]{ [
| ←バックスラッシュEnter
: ;* :
‘ ”* :
Enter} ]Enter
Shift_ \Shift
space無変換Space変換
Altカタカナ ひらがな ローマ字

英字配列がなれると使いやすいといわれているのは、「: ;」「’ ”」「+ =」のように関連したものが同一キーに割り振られているからかもしれませんね。

日本語キーボードはそれに比べてばらついているようにも見えますが、Enterキーの大きさやキーの多さは有利かもしれません。PCゲームをする場合などに、無変換キーを何かに割り当てることが可能な点も日本語配列の有利な点といえるかもしれません。

何より、ノートパソコン含めほとんどが日本語配列なので、日本語配列に慣れている、というのが一番の利点でしょうか。

キーの大きさの違い

私がこれを調べ始める前は、違いは配列の違い

しか把握してませんでしたが、改めて見てみるとキーの長さが異なっています。

「Enter」は見た目が違っているので、一目瞭然なんですが、ほかにも

backspace2U1U
右SHIFT2.25U1.5U
SPACE6.25U3.5U

というキーの大きさの違いがあるようです。

※長さは手元にあるもので比較していますが、実際の長さは個体によるかもしれません。

DZ60のレイアウト

DZ60REV3.0の場合、レイアウト(ボタンの配置)がいくつかありそこから選択するような形になるようです。

ここでの問題点は

  • ・スペースキーの段が日本語配列のようにはできない
  • ・右シフトの大きさが日本語配列にあるものにはできない
  • ・右シフトの大きさが異なるので、左シフトの大きさもことなるかも

SHIFTの行については割と自由度が高いので全く同じようにもできそうですが、SPACEの行についてはキーの数が合わないので、日本語配列と同じようにはできそうにありません。

なので、日本語キーキャップのほかにSHIFTキーとSPACEキーを補うため、英字キーキャップも購入するか、SHIFTキーとSPACEキーのみを個別で用意する必要がありそうです。

キー配列を考える

SHIFT行は下記の2パターンのいずれかになりそうです。

左SHIFTを2.25Uにした場合、右側は

  • 1.75U(?)、1U(\)、1U(SHIFT)
  • 1U(?)、1.75U(\)、1U(SHIFT)

左SHIFTを2Uにした場合、右側は

  • 1U(?)、1U(\)、2Uキー(SHIFT)
  • 1U(?)、1U(\)、1U(SHIFTキー)、1Uキー(空)

左SHIFTを2.25Uにした場合1.75Uの「?」キーまたは「\」キーが必要です。「?」キーはともかく「\」キーはかなり入手困難かもしれません。

左SHIFTを2Uにする1Uキーの「空」が1つ作ることができそうです。が、Zのキー位置が0.25ずれるので違和感があるかもしれません。

SPACE行については、どれを選択しても日本語キーだけでは足りなさそうですね。

Z行・SPACE行英字キーキャップから調達する必要がありそうです。

なお、KDBFANS(有名なキーボードパーツのお店)で見た感じ、英字キーキャップは豊富で、SPACE行や1.75USHIFTキーキャップなどばら売りっぽく販売しているようなので、個別であれば調達が出来そうです。