Visslesから、75%の最薄の光学スイッチキーボードが発表されました。しかもClickyらしいですよ。最薄ってことは、キースイッチは独自のものということなんでしょうか?そもそも、Visslesってあんまり聞かない会社名ですよね。果たしてこちらどんなキーボードなんでしょうか?
Visslesって?
Visslesは2018年に設立されたmacデバイスを扱うニューヨークのブランドです。ヴィッスルと読みます。シンプルさと効率性、最高品質の素材の使用、製品設計と生産が強みの会社です。革新的な製品で現代生活の定義を置き換える、という理念のもと、流行を生み出すポータブル製品の生産を目指している企業です。今回の世界最薄!という点からもその革新性が伺えます。
「Vissles LP85」
今回発表されたVisslesLP85は75%キーボード。60%キーボードのようなレイアウトですが、ファンクションキーと、ins,home、pageup、pagedown、endなどのキーが配置されています。
特徴的なのは、Mac用という点。左下はControlですがCtrlではなくControlとなっています。またその右はoption、fn、comandと続いていきます。Windowsの場合は、Ctrl、Win、Altと続くのでMacのためにつくられたキーボードであることが伺えますね。
キーレイアウトがApple純正と似ているだけでなく、矢印部分はVisslesLP85のほうが扱いやすそう。Apple純正のこの小さい↑↓って本当に使いづらいんですよね。それに比べ、Vissles+P85は1U分の大きさがあるし、それに加えて純正にはないキーもあるので、作業効率は高そうです。
アルミニウムシャーシのため、重さは約540g、幅約8mmという究極に薄く軽いキーボードのため、持ち運びには最適。
注目はなんといってもスイッチです。キーストローク2.5mm、アクチュエーションポイント1.2mmでありながら、クリック感があり高速なタイピングが可能です。2.5mmでなぜクリック感を感じられるのか、もうわけわからないくらい驚異的です。Vissless X Optical Switchというらしいですね。eXtrameのClicky キットがそれくらいのスイッチだったのでクリック感はなんとなく想像できるんですが、それがキーボードになってる想像が全然できない。まさに革新的です。薄さがほぼAppleのキーボードと一緒なので、Appleのメカニカルキーボード、という感じでしょうか。やっぱりすごすぎてイメージわかない。
バックライトにはRGBバックライトが採用されており、19のダイナミックモードと8つのモノクロバックライトモード、軽27通りのライティングモードが備わってるみたいです。単色なライティングモードで主張しないカンジにもできますし、ダイナミックに色を変化させて空間を演出することもできます。
Bluetoothは、最大3台まで接続可能。キーはMacですがWindowsにも接続して使用することが可能です。充電ポートはType-Cです。
Vissles V84にはWin用キャップも付属している
Vissles V84というCherry軸に似たスイッチのモデルもあるんですが、そちらにはWin用のキーキャップが付属しています。具体的には「WinとAlteee」。V84も75%でワイヤレス、それでいて価格が100ドルを切っているというヤバさですが、LP85の世界最薄!という言葉を聞くと、私としてはぜひLP85にもWindows用のキーキャップ作ってほしいなぁと期待してしまいますね。ちなみに、V84にはリストレストもついてきます。LP85は薄いので必要ないかもですが、ここまで盛りだくさんでワイヤレスで99ドルって純粋にすげぇ。
間違いない革新性のVissles!
ワイヤレスの75%キーボードって結構選択肢少ないと思ってます。ゲーミングデバイスメーカーのものだと普通に2万越えとかしますし、1万前後だと有線がほとんどですし。そんななか、ワイヤレスでっていうだけで結構価値がありますが、この薄さでメカニカルという点も驚きです。独自スイッチというVisslesのLP85、注目ですね。
おまけ
モバイルモニターも出してる。キーボードメーカーってわけじゃなさそうです。2018年に設立して、こんだけ製品ダストは。どんだけー!笑