cpuってなあに

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CPUはパソコンの中心となるパーツで、パソコンの性能を大きく左右する重要なパーツです。新しいCPUが発表されるたびに、ニュースや週刊誌がにぎわいますよね。CPUは、パソコン好きに皆さんがとても注目しているパーツの一つです。

CPUについて、性能の図り方なども含めて前回よりも詳しく見ていこうと思います。

速さの単位

「cpuがどれだけ速いか」を示す単位として、Hz(ヘルツ)を使用します。これは、1秒間に何クロックあるかという意味です。

クロックとは何かというと、cpuが動く単位で、CPUが1回動く=1クロックとカウントします。1クロックは、電圧の高い所と低い所を1回ずつ行き来することで1クロックとなります。

昨今のCPUは大体2.9GHz~3.6GHzといったところでしょうか。GHzは、Hzの10億倍なので、3.6GHzだと1秒間に3,600,000,000回クロックしてるってことになります。

凄い。

コア

CPUにはスレッドとコアという性能を左右する技術が存在します。

まず、コアとはCPUの脳みそのようなものです。COREを和訳すると核という意味になります。

当然、1つのコアで1つの処理ができるわけですが、1つのCPUでコアを複数搭載可能なのです。つまり、1つのCPUでコアを2個、4個、最近は32個も搭載しているものもあります。人間で脳みそ32個は、バケモンでもない限りありえないですが、最近のCPUでは複数のコアを搭載しているのは割りと普通のことだったりします。

ちなみに、コアの数で呼び方がありまして

  • 1コア=シングルコア
  • 2コア=デュアルコア
  • 4コア=クアッドコア
  • 6コア=ヘキサコア
  • 8コア=オクタコア

なんて呼び方をすることもあります。

もちろん、脳みそが増える程一度に考えられることも多くなるので、性能がよくなるということになります。

スレッド

スレッドとは、1つのコアが2人分以上仕事できるよ、といった技術になります。

例えば、4コア8スレッドの場合、実際に搭載されているコア数は4コアですが、なんと8コア分の仕事ができます、ということです。

これは、実際に搭載されているコア数は4コアだったとしても、システム側で使用するときには論理的に8コア分使用できるような技術です。ナルトでいう所の多重影分身といったところでしょうか?

CPUの敵

ここまでの流れから考えると、「クロック周波数が高く、高コア高スレッド」になればなるほど性能がいい、ということになりますが、なかなかこういったCPUの開発は難しい事情があります。また、現在販売されているCPUでも「クロック周波数が高く、高コア高スレッド」なCPUを扱うのはとても難しいです。

高機能CPUの敵として立ちはだかっているのは「熱」です。

じつは、コア技術、スレッド技術が発展したきっかけも「熱」なんです。

性能を上げようとすると、CPUが発する熱も比例して上がっていき、あまりに熱が上がりすぎると、CPUが動作しなくなってしまうんです。

「クロック周波数を上げるのではなく、コア数を増やせば性能が上がるのでは?」ということになり、クロック周波数を上げるのではなく、高コア、高スレッドな方向で発展してきて今に至ります。現在発売されている高コア・高スレッドなCPUも同様で、CPUを冷やすための工夫は十分に必要です。

オーバークロックという、CPUの限界を超えてどこまで動かせるか、という分野ではCPUを液体窒素で冷やしたりします。

CPUに限らず、「熱」は機器の最大の敵として立ちはだかっています。

CPUの性能を測定するツールもあるよ

さて大体CPUの性能を決める要素がわかったので、いろいろなCPUを見ていこう!と思っても、似たような性能が多くって、判断が難しいと感じてしまうかもしれません。

そういった場合のために、参考になるCPUの性能を測定ツールもあるので紹介しておこうと思います。

「CINEBENCH」

MAXONという会社が提供している、ベンチマークソフトです。ベンチマークとは、基準や水準という意味ですが、CPUの性能をCINEBENCHの基準から性能を点数化してくれるソフトです。

性能の点数化には、上記で説明したようなクロック周波数、コア数などから点数化しているみたいですね。

このソフトは、自分のPCのCPUやGPUの性能を図るものですが、パソコンショップや多くのブログで、このツールを使用したCPU性能の一覧を公開したりしているので、参考にしてみましょう。

CINEBENCH以外にも、ベンチマークソフトはたくさんあるので、参考にしてみてもよいと思います。どのソフトでもCPUなどの性能を、標準化して点数化してくれます。

ひとつ注意点があります例えば、Aツールは点数が1万点台なのに、Bツールは1千台という場合がありますが、これは点数化の仕組みが違うための差です。

点数を比較する場合は、同じツールの点数同士を比較しましょう。

まとめ

  • ・クロック周波数は、CPUの処理の速さ
  • ・コア数は、CPUにいくつ脳みそがついてるか
  • ・スレッドは、1つの脳みそが何人分の仕事ができるか
  • ・高性能にあるほど、熱という敵にたちはだかる
  • ・CPUの性能を点数化するソフトがあるよ