CPUクーラーってなあに?

スポンサーリンク

CPUクーラーについて、なぜ必要なのか、CPUクーラーの種類とそれぞれの特徴について書いていきたいと思います。

なぜCPUクーラーは必要なの?

CPUに限らずPCのパーツは、機器は熱に弱いです。ですが、CPUは働けば働くほど熱が発生するんですね。高温になったCPUは、どうなってしまうのかというと、勝手に電源が落ちたり動作が不安定になったりします。

この、高温になってPCがうまく動かなくなることを「熱暴走」と行ったりします。

熱暴走自体はCPUに限らずあらゆるパーツで発生するわけですが、特にCPUは重要なパーツなので「対策は十分に必要だよ」ということなんですね。

なんとなく、人間に似ている気がしますね。勉強しすぎると知恵熱が出たり、高熱が出ると活動ができなくなりますからね。

CPUクーラーには種類があるよ

CPUクーラー自体にもいくつか種類があります。

  • ・トップフロー型
  • ・サイドフロー型
  • ・本格水冷
  • ・簡易水冷
  • ・ファンレスクーラー

これの一つ一つの特徴について、見ていきましょう。

トップフロー型

トップフロー型のCPUクーラーは、ファンでCPUを冷やします。特徴は、CPUに対して水平に設置するところです。

ヒートシンクと言われる金属がCPUにくっつくように設置します。ヒートシンクは、CPUから熱を吸い取る役割を持った金属です。ヒートシンクが吸い取った熱をファンが冷やすことで、ヒートシンクが継続してCPUを冷やすことができます。

トップフロー型の特徴は、ファンをCPUに対して水平に設置しているため、熱はCPUの上に放熱されます。

気を付けたい点は、放熱された熱がちゃんとPCケースの外にでていっているか、という点です。CPUから熱を吸い取っても、ファンで逃がした熱がPCの中に残ってしまうと、PC内部の熱が相対的に上昇してしまい、CPUが高熱になる原因担ってしまいます。

PC内部に熱が残ったままになっていないか、ということは他のパーツでも気を付けたい点なので、気にしてみるといいと思います。

サイドフロー型

サイドフロー型のCPUクーラーの仕組みはトップフロー型とよく似ています。CPUに触れているヒートシンクが吸熱し、その熱をファンが放熱します。特徴はファンの設置方向がCPUに対して垂直に設置している点です。なので、放熱した熱はPCの後方に流れていきます。PCケースファンがPCの後方についているので、熱が外に出安い空気の流れになりますね。

サイドフローで気を付けたい点は、クーラーの高さです。CPUに対して垂直に設置するので、どうしてもトップフロー型よりも高さが出てしまいます。場合によっては、PCケースに入らない事もあるので、サイドフロー型のCPUを使用する場合はPCケースに収まるか、を気を付けましょう、

本格水冷

本格水冷とは、CPUを水で冷やすという方法です。まずCPUには水枕(ウォーターブロック)を設置します。ヒートシンクと同様で吸熱を担っています。ヒートシンクとの違いは、水枕の中には水が流れるようになっているという点です。正確には水ではなくクーラントと呼ばれる冷却水を流れます。この水枕まで、リザーバ(貯水タンク)→ポンプ(水を送る役割)→水枕(吸熱)→ラジエータ(水を冷やす)→リザーバーとなるようにチューブをつなげて循環させ、継続的にCPUを冷やします。

メリットは空冷(トップフロー・サイドフロー)よりも高い冷却性能にありますが、最大の難点は空冷も価格が高くなる点と、設置難易度が高い点が上げられます。また、複数の装置をくっつける必要があるので、ケースにも大きなスペースが必要となります。

簡易水冷

簡易水冷は本格水冷をもっと設置しやすいよう考慮したものになります。仕組みは本格水冷と似ていて、CPUに水枕をくっつけるのですが、水枕→ラジエーター→水枕、と本格水冷よりも流れる装置が少ないのが特徴です。また、本格水冷のように4つの装置とチューブを購入する必要はなく、水枕とラジエータがくっついたものが製品化されているので、設置難易度はとても低く初心者でも導入がしやすいです。

気を付けたい点は、やはり空冷よりも値段が高い傾向にあることと、ラジエーターの設置スペースを確保しないといけない、という点です。簡易水冷のラジエータはPCケースのファン設置部分に設置しますので、ケースによって設置できないケースがあります。

ファンレス

ファンレスの特徴は、読んで字のごとくファンがないという点です。ヒートシンクがCPUにくっついていますが、ファンがありません。なので、ヒートシンクが吸熱と放熱の役割を持つことになります。

メリットはファンがないため、静か、むしろ無音に近いという点です。

気を付けたい点は、冷却性能が低い点にあり、CPUが冷却性能不足による熱暴走につながり安いので、ロースペックCPUなどに用いるケースが多いでしょう。

CPUに対応しているCPUクーラーを選ぼう

CPUクーラーを選ぶ際にはソケットに気を付けましょう。

ソケットはCPUクーラーを固定するねじ穴などの規格のようなもので、CPUにあったソケットを選択しないと、CPUクーラーが設置できません。

なので、CPUクーラーを選ぶ前に、CPUのソケットを調べておきましょう。

ちなみに、AMDは「AM」から、INTELは「LGA」から始まる単語がソケットです。

まとめ

  • CPUの特性を理解して、CPUクーラーを選ぼう
  • ソケット、PCケース、の観点からCPUクーラーが設置できるかを確認しよう
  • 冷却性能が高いと騒音も高くなる傾向にあるので注意しよう

最後に、見た目・デザインもとても重要な要素ですよね。

光るもの、かっこいいもの、スタイリッシュなもの、おしゃれなもの、

様々あるので、デザインで選ぶのもとてもよいと思います。

CPUクーラー選びの参考になれば幸いです!