eXtramerateでPS4コントローラーを安価でプロコン化する【Decade Tournament Kit】【Whole Tactile Clicky Kit】

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対戦型シューターゲームにて、マウス&キーボードとコントローラーどちらが強いかという論争が前々からあります。コントローラーの最大の欠点は、右スティックを操作しながらボタンを押せない(正確には押しにくい)という点。この問題を解決するのが背面ボタン。XBOXだと公式に「XBOX ELITE ワイヤレスコントローラー」で公式に実装されてます。PS4でも背面ボタンキットが販売され、即完売する反響でした。

私も使ってみたいと思っているものの、背面ボタン付きのコントローラーは結構高いのでなかなか購入に至っていなかったのですが、PS5を購入してからPS4のコントローラーを全く使わなくなっていたので、PS4のコントローラーを改造して、プロコン化したいと思います。

使用するもの

今回改造するにあたり購入したのはeXtrameRateの以下の2つの製品。主に、背面ボタン増設+トリガーストップ+ClikyButton化になります。

Decade Tournament Controller

DecateTournamentController(以降DTC)は、シェル、背面ボタン、トリガーストップのキットになります。こちらだけで、今回の目的は達成できます。こちら、気になるお値段なんと約30ドルという破格の値段。日本でプロコン購入すると20000~30000円はするので、お試しにはもってこいの改造キットです。

Whole Tactile Clicky Kit

こちらは、ボタンをよりクリック間のあるものに変更できるキットになります。イメージは、マウスのクリックボタンのように変更するものです。こちらを導入すると、L2、R2のアクチュエーションポイントが低くなります。わかりやすくいうと、深く押し込まなくてもL2、R2が反応するのでより反応速度が上げることができます。

組み立て方

組み立て方は、かなり細かい作業にはなるものの丁寧にやればそこまで難しくはなかったです。例えばタッチパッドやLキー、Rキーを背面ボタンに割り当て可能にする場合ははんだ付けが必要になります。ただ、背面ボタンへの割り当ては〇×□△十字キーのみでOK、という場合にははんだ付けは不要です。私は、右スティックを操作しながらボタンを、という点を試してみたいかったので、はんだ付けは行わずに組み立ててみました。

取説がないが問題ない

キットには取説や組み立て方の紙は入っていません。が、問題なく組み立てられました。その理由は、eXtramerateのYouTubeチャンネルにて組み立て方の動画がアップされているから。紙よりも遥かにわかりやすく、スムーズに、組み立てられました。この発想はとても良いです。

いざ組み立て!

それでは組み立て開始!まずは、ps4コントローラーのネジを外してパカっと開けて、シェルと本体を分けます。

本体のフィルム的なやつを剥がしてクリックボタン用のフィルム的なやつに交換します。メカニカル感満載なボタンで期待できますね。

表シェルと本体をくっつけて配線します。裏シェルのボタンをねじでくっつけていき、背面ボタン基盤をねじ止めします。

ライト部分を付けてから、裏シェルと表シェルをくっつけて

完成です。

評価

シェルの肌触りは値段の割にはマットな感じで良いです。ただ、当然の如く高級感はありません。チープではあるものの肌触りはよく安っぽすぎないいい塩梅です。

トリガーストップのスイッチはWhole Tactile Clicky Kitを導入したため効かなくなってます。

押下間はとてもいい感じ。ほんとマウスのクリックのような感じになりました。わかってて買ったんですが、クリック音がするタイプを購入してるので、ボイチャなどで多少音が入ってしまうかもですね。ただ、キーボードの青軸ほどうるさくはない感じです。

背面ボタンは硬めです。押下感はあるのはプラスですが硬いので小指では押せないです。指のポジションは中指、薬指になります。LRは人差し指、親指は、スティック、という感じですね。

まとめ

背面ボタンの硬さは気になりますが、価格を考えれば許容できる範囲だと思います。感覚としては、プロコンの入門機という印象でした。コスパがいいところだと、POWERAやTutleBeachのコントローラーのほうが優れているように思いますが、ポイントは純正PS4コントローラーベースであるという点。高級機であっても本体起動ができなかったりとPS4での使用では難点が残るものの、こちらの製品は30ドルという破格の価格で実現できるのが魅力的です。Clickyボタンにしたことで、より高級感を感じる仕上がりになりました。

丁寧に組み立てれば難易度もそこまで高くなかったので、PS4コントローラーが余っていてプロコンを購入したいけどためらっている方、試してみる価値はあります。

PS

日本のAMAZONでもいろいろと購入できるみたいです。

今回私が購入したもの以外にも、現行PS4コントローラーのシェルに背面ボタンをつけるKITや、現行シェルのトリガーストップ+背面ボタンもあるのでいろいろ見てみるとおもしろいですよ!