メモリはパソコンの中でも最も重要なパーツの一つといっても過言ではありません。
メモリ選ぶ際に、よく見られる性能の一つは「容量」だと思いますが、容量の他にも様々な指標があります。また、メモリにも種類があり、間違えたメモリの種類を選ぶと「メモリが刺さらない」といったことになりかねません。
今回は、メモリとはどういう働きをするPCパーツなのか、性能の見方、種類などを見ていきたいと思います。
メモリって何しているの
メモリは、アプリやプログラムを実行するときに、プログラムを置いておく場所です。
例えると、机のようなものです。勉強するときには、机にノートや参考書を広げて勉強するのと同じように、プログラムを実行するにはメモリ上にプログラムをいったんおいてからアプリやプログラムの処理をします。
CPUはメモリがないと何もできません。CPUにとってメモリは必要不可欠な存在なんです。
メモリの容量
メモリの中でも一番重要な指標の一つが容量ですね。単位はGBで表します。容量は多ければ多いほどパソコンにとって有利です。
机が広ければ広いほど、色々な本を並べて勉強できます。机が狭いと、開ける本の数は限られます。
メモリも一緒で、容量が多ければ多いほど、置いておけるプロブラムなどが多くなり、メモリが少ないと、メモリに置いておけるプログラムやアプリは少なくなるので、色々な処理に時間がかかってしまうというわけです
メモリの種類
メモリはマザーボードに設置するんですが、メモリにも種類があります。そのマザーボードに対応していないメモリを購入すると、メモリが設置できないので気を付けましょう。
メモリの種類について、まずノートパソコン用とデスクトップパソコン用の2種類があります。この2つについては、大きさがだいぶ異なるので見分けがつきやすいです。
そのほかに、規格による違いもあります。DDR(Double Data Rate)と呼ばれるものです。マザーボードにどの規格のメモリに対応しているかが記載されているので、購入する際にはそちらを確認した方しましょう。
さて、このDDRとは何かというと、クロック信号でやり取りをする際に1回に読み込み・書き込みの転送を行うため、「読み」と「書き」を1回でダブルにこなす技術のことを指します。
DDRと対照的にSDR(Single Data Rate)は、1回で上りまたは下りのどちらか1回分しか転送できません。電車に例えるならば1路線しかない電車です。
DDRの種類
このDDRに種類があります。「DDR」「DDR2」「DDR3」「DDR4」ですね。
この後ろの数字は世代と考えて良いでしょう。つまり、大きい数字の方が新しいんです。
じゃあ、1番新しいの買えばいいや、というわけにもいきません。これ、全て微妙に形が異なっていて、マザーボードに刺さらない場合があります。また、すこし古いものだと認識しないかもしれません。
マザーボードを確認し、対応しているものを選びましょう。
データ転送レート
実際、商品ページを見てみるとDDR4の後ろに数字が書いてありますね。この数字は何かというと、性能を表しています。
この数字が示しているものは、データ転送レートです。つまり、データの転送速度のことですね。たとえば、DDR4-3200度書かれていた場合、データ転送レートは3200MHzということになります。
もっと詳しくいうと、DDRは一度に二回データをやり取りできるので、クロック信号の周波数は3200÷2の、1600MHzになりますね。
まぁ、まとめるとデータ転送レートは大きい数字の方が、速いってことです!
メモリ帯域について
データ転送レートの他にメモリ帯域という、性能の指標もあります。これは、データを転送できる量のことです。2車線の高速道路よりも3車線の高速道路の方が、通れる車の量が多いので、渋滞になりづらいですよね。メモリも幅が大きい方が結果的にデータの転送が、速くなるんです。
メモリ帯域はpc4-の形で表現されています。たとえば、pc4-19200とかですね。
まとめ
- メモリは、プログラムを実行する前に置いておく作業スペース
- メモリには、容量、データ転送レート、メモリ帯域などの性能の見方がある
- メモリにはノートパソコン用、デスクトップパソコン用の他に、ddr4などの種類もある
- マザーボードに対応しているメモリを選んであげる必要がある。
です。
後半は少し難しく感じるかもしれませんが、大きい=速い=凄い、というところは共通しているので、そこだけでも覚えておくと良いかもしれませんね笑